問題は解決する前に、十分楽しもう

”問題”と聞くとどのようなイメージを持つであろうか。

一般的には、嫌なイメージを持つことが多いのではないだろうか。

やらなければいけない、解決しなければいけない問題・課題と言った風に、ネガティブな印象を持つことが少なくないのではないかと思う。

今日、これからぼくが話すのは、この”問題”のイメージを向上させる話である。

この話を聞いた後には、”問題”に対するイメージが、少し向上する(かもしれない)。

”問題”と言っても多岐に渡る。人によって問題と捉える尺度も違えば、状況によってその問題の内容も変わっていくであろう。

みなさんの問題はぼくにはわからないので、ぼくの話を例にして話をしてみたいと思う。

この記事を書き始めてから、”問題”という単語を多く使っている。そして問題という単語に「” ”」という記号をつけて、”問題”という風に記載している。

これは、”問題”という言葉が、他の文字に埋もれないよう、あえて「” ”」という記号をつけている。ただ、実際にタイプしてもらうとわかるが、これがなかなかぼくにとっては面倒くさい。

・shiftキーを押しながら「2」を押す

・問題、とタイプする

・また、shiftキーを押しながら「2」を押す

普通に「問題」と打つだけだったら、その文字だけタイプすればいいが、「” ”」をつける工程が面倒くさいのだ。特にshift押しながら、がめんどうである。

これはぼくにとって”問題”である。サクサク文章を書いていきたいのにそれを阻害する”問題”だ。これを解決していくのがいわゆる問題解決と呼ばれるものだと思う。

”問題”が起こると、通常イライラしたり焦ったりする。そうやってストレスを与えることで緊張感を発生させ、早くその問題を解消しようとする。これは人の生理的な反応である。

ただ、その”問題”を解消したからと言って、違う問題が出てきたら、またストレスを与えられて、解決させるために働かされる。イタチごっこである。

ある意味これも”問題”となるのだが、「” ”」をつける話に戻す。
これを解決させるために、色々と考える工程を楽しむことが重要なのではないかと、ぼくは言いたい。

①「” ”」をコピーしておいて、貼り付ける手法を取るか。でもそれだと違う文字をコピーすると消えてしまう。

②いっそ”問題”と書くのに慣れてしまうか。

③いやいや、”問題”と書くのを、辞書ツールで記憶させておいて、すぐに変換できるようにしよう。・・・とかである。

ちなみに、ぼくはこの行から③の手法を用いて、”問題”と書くようにしている。ものすごく楽になって、タイプするのが億劫でなくなった。今、ぼくの心の中にあるのは、満足感やスッキリとした感覚である。

このように、問題が起きたな、嫌だなと思うのは生理的現象であるため、それは一旦おいておいて、その解決までのプロセスや、解決した後の満足感を味わえるものが”問題”である、ということが、今回の言いたかったことである。

子どもたちはなぞなぞを解くとき、うーんうーんと考えるが、「ああ、なぞなぞが解けない、ストレスだ・・・」と悲観したりはしないだろう。うんうんと考え、あーでもない、こーでもないと考え、ヒントをもらいながら答えを探っていく。そして答えがわかった時は「わかった!!」と言って、喜びの声をあげる。

大人になると、やることと思ってしまっていることが多くなりすぎて、”問題”を楽しむという本来の姿を見失ってしまい、”問題”を単に消化してしまっていることが多いのではないかと推測する。

そうではなくて、子どもがなぞなぞを解くように、解決するまでの過程と解決した後の感覚を味わうために、”問題”とうまく付き合って行った方が、人生は面白い気がする。

今日は以上になります。

お読みいただき、ありがとうございました。

2022-03-19|
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