ドラクエ写真道3 理想と現実、そして焦点距離
みなさん、こんにちは。
今回もブログを読みに来てくださり、ありがとうございます。
今回のドラクエ写真道は、ドラクエ6と、カメラの焦点距離について、話をしたいと思います。
ドラクエ6と焦点距離がどう関係するの・・・?だったり、そもそも焦点距離って何?という方もたくさんいらっしゃると思います。
カメラも焦点距離を知ると一気におもしろくなると思いますので、そのあたりも絡めてお話しできればと思います。
それではどうぞ!
ドラクエ6:理想の世界
さて今回も前回と同様、ドラクエ6に関するネタバレを多く含む内容となっています。
ドラクエ6をまだプレイしておらず、ネタバレはいやだという方は、すみませんが、ここで読むのをストップしていただければと思います。
ネタバレOKよという方のみ、先に読み進めてもらえればと思います。
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よろしいですかね。それでは話を続けます。
ドラクエ6のサブタイトルは「幻の大地」。実は最初主人公たちが住む世界は夢の世界と呼ばれ、現実の世界ではないのです。
主人公は仲間と一緒に魔王ムドーを倒しにいきますが、ムドーとの戦いに敗れ、魂をその夢の世界に持って行かれてしまいます。
そして一人の村人として過ごすはめになってしまうのです。そこからゲームのスタートという風になっています。
冒険を進めるにつれ、大地に裂けた大穴から、元の現実世界に戻れることになります。しかし魂だけの存在では、現実世界に戻っても姿が周りの人に認識されず、色々と苦労しますが、なんとか人に認識されるよう、仮の姿を手に入れることができます。
そこから本当の姿に戻るまでだいぶ時間がかかるのですが、、、。そうして物語は進んでいきます。
ここでおもしろいのが、この現実の世界と夢の世界の存在です。夢の世界と呼ばれるくらいなので、現実世界の人が夢に思っていることが、夢の世界では叶っています。
例えばターニアという主人公の妹がいるのですが、夢の世界では主人公と兄妹の関係ですが、実は現実世界では兄はいません。兄が欲しいという夢が、夢の世界では具現化し、主人公が兄として存在していたりします。
最初の仲間であるハッサンも、夢の世界では武闘家として頑張っていますが、現実世界では武闘家に憧れる大工の息子です。
このように「こうありたいな」という夢見たことが、夢の世界では本当のこととなっているのです。
焦点距離:世界を変えられる
さてここまでドラクエのことを話して来ましたが、今度はカメラの話です。先程から単語だけは出ている焦点距離の話です。
焦点距離とはその言葉の通り、焦点が合うことのできる距離のことを言います。
ここでいう焦点とは、焦点が合うとかの焦点です。ぼやけているものをしっかりと認識するために焦点を合わせます。
右図が人間の目です。左から入ってきた光を目の中で屈折させ、黄斑というところで焦点を合わせます。ここで合った画像が脳に情報として認識され、その画像を”見た”ことになります。

入ってきた光は角膜、水晶体を通り屈折し、黄斑にたどり着きます。屈折から焦点が合うまでの距離を焦点距離と言います。
一方これをカメラで実現するとなると左図のようになります。入ってきた光がレンズを通って屈折し、撮像素子という人間の目でいう黄斑にたどり着きます。ここで焦点が合った画像が記録されることになります。
レンズから撮像素子までの距離が焦点距離となります。
厳密に言えばちょっと違う点もあると思いますが、大体こんな感じです。
さてこの焦点距離ですが、よく40mmとか80mmとか呼ばれます。数値が低い方が広角、つまり広い視野で見た時のような感じで、逆に数値が高くなると望遠、つまり視野が狭まり望遠鏡で覗くようになります。

ズームレンズという、レンズをズームさせることで焦点距離を変えることができるものがあります。
これを使えば自分の思いのままに、見える景色を変えることが可能です。広角でも望遠でも、残す画像の焦点距離を、自由自在に操ることが可能です。
見える風景の違い 世界を変える
この焦点距離による、見える景色の違いというのは、自分の見たい部分にフォーカスさせることが可能と言えます。
広角で思いっきり広い範囲を映すことも可、逆に一点だけ絞って撮ることも可能です。

これは言ってしまえば、自分の見たい夢の世界を写真として残せるということにもなってきます。
焦点距離を工夫することで、この世のものとは思えない夢の世界のような写真を撮ることもできるようになってきます。

このような写真、背景がブルーにぼけていて、ピンク色のチューリップを際立たせています。ちょっと幻想的な感じです。
このように焦点距離をコントロールすることで、自分がイメージする夢の世界を実現できます。
これは、冒頭のドラクエ6で、現実世界の人たちが夢を見て、それが夢の世界として存在するのと似ています。
そういった夢の世界をカメラを使って現実化できるのが写真のおもしろさの一つであり、その重要なキーが焦点距離だと考えています。
理想と現実の乖離 今とこれまでの積み重ね
これまでで、ドラクエ6の夢の世界の話と、カメラの焦点距離を使ってそのような夢の世界を作り出すことができるおもしろさを解説してきました。いかがでしたでしょうか。
一方、夢や理想を持ち過ぎると、今とのギャップに苦しむことになります。なぜみんなは成功しているのに自分は努力しているにもかかわらず、現実は変わらないんだと、苦しみます。
それを乗り越えて頑張るというストイックな方法もありますが、こと自分に限ってはメンタルが豆腐のように柔らかいので(笑)、その方法は長続きしません。
私は、今と昔を比べてその差分を見て、頑張るようにしています。つまり、昔はこんな状態だったけど、今こうなっている。十分成長し、頑張っているんじゃないかと思えるのです。
第1回目で、写真アルバムのことを話しましたが、あれは昔の写真たちです。それを見て現実を見ると、そんな過去を積み重ねてきた自分は、とても幸せ者だと感じることができます。
あまり未来に目を向け過ぎることなく、過去の自分と比べ、どれだけ成長したか、積み重ねてきたかを見た方が精神衛生上、良いと思います。
その効果を出せるものとして、日記も挙げられます。日記も過去どれだけ自分がやってきたか、トライしてきたかの記録なので、それを見るだけで、長年の自分の軌跡を辿ることができます。こちらもおすすめです。
最後、少し横道に逸れましたが、夢の世界を作り出せる写真は、おもしろいです。
キヤノンさんのホームページにはさまざまなレンズが載っていますので、見るだけで楽しいかと思います。
それでは今回はこのあたりにしておきたいと思います。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
それではまた来週。
参考URL
水晶体の仕組み・不思議 参天製薬
ものが見えるしくみと目の構造 ボシュロム











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