みなさん、こんにちは。
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日は、「人の話を聞く」ことについて、話をしたいと思います。
よく、「人の話はちゃんと聞け」と言われませんか?少なくともぼくは幼少期からそう言われて育ってきました。
人の話をちゃんと聞いて、その人が何をしたいのかを理解する。
一見とても重要なことを言っていて、真っ当な話に聞こえます。
しかし、ここで気を付けなければいけないことは、人のいうことをちゃんと聞き理解し、それをそのまま鵜呑みにしてはいけないということです。
Bさんと会話していて、その意見BをAさんが聞いて理解する。
それをそのままBさんの意見をAさんが実行するのはちょっと違うんじゃないかという話です。
例を交えて本編に入っていきましょう。
目次
力関係が圧倒的だと、自分の意見より、強者の意見を正しいと認識してしまう
特に主従関係が強い場合だとこの現象が顕著に出ます。
主従関係というと語弊があると思いますが、例えば親と子であったり、上司と部下であったりするケースです。
親子のケースだと、親が「こうあるべき」という姿を子に見せて、それを子ができるようになる。
子=A、親=Bと置くと、AがBのいうことを理解し、Bのいう通りにするという図式です。
また上司部下の関係であれば、上司のいうことが絶対で、部下はそれに従うという構図です。
これはBが絶対的に正しいものであり、Aという存在は許されておらず、一律Bに統一させようとする動きです。
これは組織など、統一されたコミュニティを運営する上では有効に働きます。
いちいちB以外に、AとかCとかDとか別の意見が出てきてしまうと、前に進めないわけです。一律Bで足並みを揃えた方が動きやすいわけです。そのため集団とかコミュニティとかを作る時には有効的なやり方です。
個が生きてこない組織は衰退する
しかしこればかりやっていると、個性が死んでしまいます。
AさんにはAという意見があるのに、それをつぶされて、一律Bという意見が正しいという風になってしまいます。これでは新しい発想は取り入られず、最初は順調に見えていた組織も改善されず、状態は悪くなってしまうでしょう。
こうならないためにも、個の意見というのを尊重すべきなのです。しかし個を尊重するというのは思っている以上に大変なことです。自分と違う存在を尊重し、自分の常識だとよくわからない存在と相対し、なんとか理解しようと努めなければならないからです。
しかし前述させてもらったように、絶対的に正しいものを仮定し、それで統一していくには限界があります。そこから成長していくためには、違った意見を取り入れ、新たな価値観などを創造していく必要があるのです。
絶対的に正しいものを押し付けてくる人は信じず、自分が正しいと思ったことを信じて欲しい
ここまでで、今までは絶対的に正しいものに対し、右に倣えで、あまり個性が尊重されてこなかったことを説明してきました。
ここで冒頭の、「人の話をちゃんと聞く=その意見に従う」はちょっと違うの話に戻るのですが、今までは絶対的に正しいものを理解し、それに従っていればよかったのかも知れませんが、そう言った世の中ではなくなってきていると思います。
人の話を聞くのは大切なことです。しかしそれは絶対的に正しい人の話をちゃんと聞いて理解し、それの通りに倣うというのとは違います。
人の話を聞くのは、これから新しい価値を創造していくために、自分とは価値観が違う存在のことを理解するために、その人の話を聞くのだと思います。
人の話を聞くというと、さも当然なことに聞こえますが、人の話を聞くのは何が目的なのか、そこをどう意識しているかで、毎日の立ち振る舞いが変わってくるかと思います。
ぼくは人の話を聞いてそれが正しいと盲目的に信じてそれに右に倣えをするのではなく、相手のことを理解するために、その人の話をちゃんと聞こうと気をつけています。
「人の話をちゃんと聞け」という言葉には、「俺の言うことが正しいのだから、黙ってそれにしたがっておけ」という意味合いを含めて話をしている人がいるかもしれません。絶対的に正しいものなんて存在しないのですから、どうか自分が正しいと思うことを信じて、行動していただけることを切に願います。ぼくも自分を信じて、これからも行動し続けていきます。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。今回は以上です。
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