焦りに対して、ありがとうと言う

今日も記事をお読みいただき、ありがとうございます。

今日はタイトルにあるように、焦りという感情に対し、否定的ではなく、あえて肯定的に捉えるといった内容になっています。

日々焦りを感じ、ストレスを感じている方がいれば、その感情が少し改善されるかもしれません。ご興味あれば読み進めていただけると幸いです。

焦りとは何か

まず焦りという感情の正体に対し、迫っていくこととしましょう。

例えば何か仕事で、やらなければいけない仕事がある。ただ、納期が短く、他のタスクも考慮すると到底間に合いそうにない・・・、どうしよう・・・。

こんな場合があったら、焦りますよね?これは今なぜ焦るという感情が出てきたのでしょうか。

そもそも焦るとは何かやらないとマズイことが起きることに対し、自分にムチを打って、行動を加速させる感情だと思います。

馬を速く走らせるために、競馬等でムチを打つ行為を見たことがありますが、まさにあんな形で、何か目的を得るためにストレスや痛みを加えることが、焦りという感情の正体な気がします。

焦りとは、馬にムチを打ち、速く走らせるのに似ている

焦ると冷や汗はかくし、ソワソワと落ち着かない感情になったりと、嫌なものですよね。でももしこういったネガティブな感情が起きなかったら、どうでしょうか。

例えばどうしても間に合いたい約束がある。急がないと間に合わない。でも焦らなかったらどうなるでしょうか。焦らずマイペースでのんびりと準備していれば、きっとその約束には間に合わないでしょう。

このように、馬にムチを打つように、どうしてもやらなければいけないことがあった時、役立つのが「焦り」という感情なのだと思います。これがあるおかげで、ブーストをかけることができ、目標を達成させることができるようになります。

焦りの欠点→乱用は禁物

しかしみなさんご存知のように、焦りの回数が多いと、体や精神は疲弊します。馬だってムチでびしばし叩かれまくったらつらいでしょう。それと同じように焦りの感情を使いすぎると、目標は達成できるかもしれませんが、間違いなく体と精神は疲弊します。ここぞというときにだけ、焦りの感情を使うという、使い分けが必要だと思います。

焦りの感情の使い過ぎは禁物

焦りの使い分け→ほとんど焦らなくていい。焦る時はもう体が反射的に対処してくれている。

ではどうすればうまく焦りの感情と付き合えるのか。これはぼくの体感なので、人それぞれだと思いますが、ぼくの場合はほとんどの場合「焦らなくていい」と、あえて自分に言い聞かせています。

というか、本当に焦る時は「あっ、焦っている。でも落ち着こう。焦らなくてもいいんだ・・・」とか自分に言い聞かせる前に、体が反応しています(笑)

例えば横断歩道を渡っていて車がいきなり突っ込んできた時を想像してみてください。「あっ、やばそうだな、これは焦るべきなのか、それとも平静を保つべきなのか、うーん・・・」なんて考えていたら、車に轢かれてしまいます。

こういう時は頭で考えるより先に体が動いています。人間の体はそういうふうにできているんだと思います。

ですから、こういう反射的に焦る時のみ体に任せておいて、逆に頭で「今焦っているな・・・」と考えられるくらい余裕がある時は、ぼくは焦らなくていいと、自分に言い聞かせて落ち着くようにしています。

そして落ち着くように言い聞かせるときに、「焦ってくれてありがとう」と、自分にお礼を言うようにしています。

焦りの感情が頭で察知できたら、「焦ってくれてありがとう」と言う

今までの経験上これはやっておかないとマズイなと頭で考えられる時は、そのストレスを体にかけてきます。そういう時は、「あっ、今、焦りという感情を引き起こして、悪いことから逃れさせようとしてくれているんだな、ありがとう」と言った風に、焦りという感情に対し、ありがとうという感情を持つようにしています。

仕事でも「あっ、そろそろこれやらないとマズそう・・・」と思う時ってありますよね。そう言う時は、体が反射的に動かないくらいの緊急度であれば、

「焦りくん、焦ってくれてありがとう。よくないことが起きそうだから、教えてくれているんだね。でも大丈夫、自分のペースで今回はやってみる、ありがとう」

と言って、焦りとうまく付き合ってみるのはいかがでしょうか。そうすることによって、焦りの感情をネガティブに捉えることなく、ポジティブにうまく付き合っていけると思って、ぼくは実践しています。

今回は以上となります。

お読みいただき、ありがとうございました。

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