(102) 自分よがりにならず、相手をよく見る

自分の中には正論がある。

ここがこうなって、こうだからこうと。

それはロジック的に間違ってないので、当然相手もこのロジックを使えば

分かってくれると思う。

しかし実際はどうか。本当にわかってくれているのか、疑問である。

それは相手は相手のバックグラウンドがあり、ロジックがあるから、本当に自分のロジックが相手に通じるかはわからないのである。

だから必要なのは、「このロジックは絶対合っているのだから、ちゃんと説明すればわかるはずだ」と思って、話して終わりにしないことである。

相手がちゃんと理解しているのか、それを相手の目線や表情から伺うことが必要である。

決して、自分の完璧な正論を相手に言って、それでおしまいにしてはいけない。また、正論が通じなかった時に、相手を見限ってはいけない。

大事なことは、自分が正しい、相手が間違っていると、結論づけないことだ。どっちが合っているかよりも、どっちも合っていると考えた方が良い。

ただ、お互いのロジックが違っている場合、話が通じていないだけだ。

そのためには意固地にならず、相手の様子をしっかりと見る。受け取ってもらっているか、咀嚼中なのか、見定める。

アウトプットして終わりではいけない。

ただ相手の様子を見るのは案外と怖いものだ。怪訝な顔をして、自分に対し悪い評価をつけたかもしれないし、自分が傷つく恐れがある。

しかしこの相手の目や表情から、相手が受け取っているかどうかまで、見なければいけない。

そうしないと、独り言を言っているのと同じだ。

自分のガードを下げ、さらけ出し、相手と対峙する。別に嫌な評価をされたところで、死ぬわけではない。

自分の心を開き、相手とあいまみえる必要があるのだ。

以上

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