(46) 危機に瀕した際は、未来の自分と協力する
これは今までの経験上、悪い方向に行くな。
これはやっておかないとまずいな。
そう思うことは時たま出てくるだろう。
それで焦ってストレスを抱えて、どんよりとした時間を過ごすこともあるだろう。
そして次の日焦ってそのタスクを確認し、ヒイヒイ言いながらその諸悪の根源を潰し、そして二度とその過ちをしないよう心に誓い、場合によっては再発防止策を講じるだろう。
これは物凄く、生きることに対し、正しい行いである。
焦らないといつまでもその危険分子は居続けることになるし、反省して自分を責めないと、また再発してしまうかもしれない。
だからこの行動やストレスは、人間の生存にとって、とても有効に働いていると言える。
しかし人間はさもすると、このストレスによって病んでしまう場合がある。
ミイラ取りがミイラになるように、自分の生存のためのストレス発生であったのに、そもそも今の自分を殺してしまうことになるのだ。
未来の自分を生かすために、今の自分を殺してしまう。このさじ加減をうまくやらないと、ストレスとうまく付き合って行くのは難しい。ではこのストレスくんとはどう付き合っていけばいいのか?
まずは深刻になり過ぎない
これはぼくの場合だが、ストレスを過度に心配し続ける傾向があるので、「まあ大丈夫だろう」という風に楽観的に捉えるように、努力している。
しかし楽観的に捉え過ぎて、その危険分子を見逃してしまったら、未来の自分にとって困ることになるのだ。ある程度のストレスは抱えておきたい。ではどうするのか。
未来の自分に依頼する感覚
まず物凄く基本的なことだが、未来の自分が気づけるようにログを残しておくことが重要だ。つまりメモして、明日の自分が目に止まるようにしておくのだ。
今の自分と、明日の自分は別人である。今はこんなに苦しいストレスを抱えていても、また別の大きなストレスがやってくると、そちらを優先してしまう。大きなストレスがくると、自分はそれに対応し、別人になり、優先順位を変えてしまうのだ。
だから、明日の自分は別人だと思って、別の人に依頼するような感覚で、メモを残しておくといい。
- 見やすい場所にメモを残しておく
- 目立つようにしておく
- 何回かリマインドするようにする
- タスクが多すぎると埋もれてしまうので、見分けができるようにしておく
このように、未来の自分に対し、タスクを依頼するような感覚でメモを残しておくと、客観的な分、効力があるのでオススメである。
あとはその日は忘れる
あとはその日のうちに何もできないのであれば、忘れてしまっていい。
ずっと考えていても何も進展はない。かえって集中力を使ってしまうので、本当に必要な明日からの活動に支障が出てしまう。
昔会社の上司から、もうその日に何もできないのなら、考えていても無駄である。考えない方がいい、と言われ、今もなおその通りだと思える。
未来の自分と協力して、今の自分だけで頑張り過ぎない。
これがストレスとのうまい付き合い方だと思う。
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