(144) 低感度な生き方

今日もブログを読んでくれてありがとうございます。

鈍感力というのが流行りましたが、今日はそう言った話になると思います。

ただこの記事は、カメラの性質を例え話として感度を低くして鈍感に生きた方が楽だということを説明したいと思います。

カメラの性質の話は、何分素人が、ただカメラや写真が好きという理由でかじった知識です。

もし違っているということであれば、コメントで教えてもらえるとありがたいです。

また、どうしても神経が過敏になり、ストレスで疲れている人が、少しでも楽になれば、嬉しいです。

それでは読み進めていきましょう。

なぜ低感度の方がいいのか

低感度が万能かと言えばそんなことはありません。アンテナを高くしておいた方がたくさんの情報をキャッチできますし、機微なところまで感知することができます。

ただバランスというのがあると思っていて、いつも神経を尖らせていると、疲れてしまいます。

ですので、少し肩の力を抜いて、あんまり自分にいろいろと取り込まない方が、楽に生きれるのではないか、というのがぼくの考えです。

ここまでは「まぁ、確かに肩の力を抜いたほうが、人生楽だよな」ということで、ある一定の理解は得られると思います。

ここからは独自に、カメラの性質を例えに、このことを説明していきたいと思います。

カメラの作り(絞り・シャッタースピード・ISO)

おそらく最初カメラを買って始めた人は、まず何もかもオートで撮っていくと思います。

スマホのカメラと一緒で、ボタンを押せばすぐ撮れるというものです。

そしてしばらくすると、「Pモード」という状態で撮りに行くのではないかと思います。

これはオートだとカメラ側が明るさを自動で適正のものに調整してくれるのですが、Pモードだと、その明るさを任意に決められます。暗かったり、明るかったりその調整ができるのです。

明るさ 普通

明るさ 暗い

明るさ あかるい

そしてそのあとは「AVモード」「TVモード」なども使っていくと思います。

これは、「絞り」や「シャッタースピード」を任意に変更できるというものです。

ここで「絞り」、「シャッタースピード」?となったと思うので、この2つの説明を簡単にしていきます。

まず絞りですが、これはボケ具合を決めると言ってよいと思います。絞りの値が低いものがボケて、値が高くなると、キリッとするという感じです。

絞り値 低い

絞り値 高い

背景にいるドンキーコングが、絞り値が低い方だとぼやけているのに対し、高い方がはっきりと見えるのがわかると思います。

次にシャッタースピードです。これは読んで字の如く、シャッターを切るスピードのことを指します。

シャッタースピードが早ければ、動いているものをあたかも止まっているように撮ったり、逆に遅いと、ブラして撮ることができます。

以下の振り子時計も、シャッタースピードが速いと、止まって見え、遅いと、ブレて見えます。

シャッタスピード 速い

シャッタースピード 遅い

これらはどちらがいいというわけではなく、撮影者がどう撮りたいか、どう表現したいかで変わっていきます。

絞りの値のことを「F値」と言い、F2.8、F8、F11などで示します。F2.8の方がF値は低く、F11の方がF値は高いです。F2.8の方がボケて、F11の方がはっきりと見えます。

シャッタースピードは1/100秒、1/25秒、1秒などと呼び、1/00秒の方が、1秒よりも速いです。そのため1/00秒で撮ると止まって写るのが、1秒だとブレて撮れます。

ここまでよろしいでしょうか。

そして最後にISOというものがあります。これが「感度」を示す指標で、低感度であれば、ISO100、高感度であれば、ISO3200などになります。

高感度の方が暗いところでも明るく撮れますが、画像が荒れてしまいます。逆に低感度だと暗い場所は撮れませんが、綺麗な画質を保つことができます。

高感度 ざらついたノイズが出てくる

低感度 画質は綺麗に保たれる

低感度の方が画質が綺麗に撮れるのであれば、低感度でいいじゃんとなりますが、万能ではありません。低感度は多くの光が必要なのです。ここから露出という概念の話に移っていきます。

露出とはなにか

露出とは、その写真の明るさのことを指します。そして適正な明るさのことを、「適正露出」と呼んだりします。

この横軸が露出で、現在一番中央にカーソルが来ているので、この明るさが適正露出だということになります。

画像1:赤枠部分が、露出を示す。
現在カーソルが中央に来ているので、適正露出(±0)

そしてこの明るさ(露出)は数字によって表されます。

その数値は、先ほどから出てきている、「絞り」「シャッタースピード」「ISO」の数値から算出されます。

以下が各数値と、露出の関係性を示した表になります。

例えば、絞りF2.8、シャッタスピード1/250秒、ISO100で撮影した場合、それぞれに該当する露出を合計していきます。今回の場合は、

3(F2.8)+8(1/250秒)+0(ISO100)=11
となります。

他にも、絞りF5.6、シャッタスピード(今後はSSと記載。ShutterSpeedの略)1/125、ISO800だと、

5+7ー3=9
となります。

おおよそ晴れた日の屋外の露出が11くらいです。

そのため第1問の露出が11となっているので、晴れた日の屋外で撮れば、適正な明るさで撮ることができます。

逆に第2問の露出が9だと、晴れた日の屋外で撮ると、11−9=2となり、プラス2となります。

これは上述の画像1の露出が、右の「2」まで動くことになります。

これだと適正より明るく撮れるという結果になります。

以上により、決まっている明るさに対し、絞り、SS、ISOの3指標をうまく使って、場面場面に応じてセットする数値を変え、自分が撮りたい明るさで撮るというのが、いわゆる「マニュアル露出」と言われるものになります。

本題:低感度な生き方

カメラの作りの話はこれくらいにして、本題に移ります。

こうなるとISO(感度)が高ければ高いほど、露出(明るさ)が上がって行ってしまいます。

それだとノイズが出るような、人間で言えばストレスがかかる生活になっていきます

そうではなくて、感度は綺麗な画質が保たれるISO100とか200にして、他の要素で調整する。

それにそもそも適正露出ではなく、暗くても逆に明るくていいという考え方もできると思います。

また、そもそもこの世の中の「適正」などというものは無常であり、変化するものです。あたかも屋外にいて太陽の動きや雲によって、明るさが変動していくかのようです。

なので、そもそもの適正とはなんぞやという問いかけや、他の要素との掛け合わせで、自分に負担のないような生き方ができれば良いのかなと思います。

今回は、カメラの機構の話をするのにだいぶ工数がかかってしまい、それと生き方とを結びつくのが、なんとなく尻切れとんぼになってしまったような感じがします。

この辺りは、この記事を土台にしつつ、別の記事で書いていこうと思いますので、また気が向けばまたこちらのホームページの方へ、遊びに来てもらえればと思います。

今日は以上になります。ありがとうございました。

タイトル「流れと地球」

波の形は1回1回違いますが
波という概念は変わりません

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