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共働き、親支援なしは、無理ゲーである

この記事は、奥さんと共働きをしていて、自分たちの親からは支援がない(近場にいて助けてくれる等の支援を指す)、子育てパパのために書いたものである。

かくいう自分がそういう立場にいるのだが、5年くらい子育てと仕事の両立をしていて、これは相当難しいゲームだなと思う点がいくつもあるので、その点について書きたいと思う。

これを読んでくれたあとは、自分だけがつらかったわけではなかったんだと思えると思う。

そもそも独身時代のことを思い出してみよう。

土日の休みが約束されているサラリーマンであれば、土日が待ち遠しくて、たまらなかったはずだ。

土曜の朝起きてから(というか金曜の仕事が終わった後からそういうモードからもしれないが)、日曜寝るまで、自分のやりたいことに時間が使えていた。

しかし、今の子育てパパはどうだろうか。ぼくの例を挙げよう。

平日は朝6時に起きて少し溜っている仕事を片付ける。(もちろん仕事がなかったらやらない)
朝6時半頃から朝ごはんを家族分作り、子どもたちを起こす。
「えー、今日はご飯かあ。パンがよかったな〜」と愚痴をこぼされても、なだめすかせて、食べさせる。
まだ下の子の方はお皿をひっくり返したり、泣きわめいたりするので、それもなだめすかせて、なんとか食事を取らせる。
その後子どもたちを着替えさせる。
ゴミを出す日であればゴミをまとめて出しに行く。
あと洗濯物を回せればベストなのだが、そこまで体力が続かず、15分くらいソファでぐったりとする。
保育園の手帳を記入して、子どもたちを保育園に連れていく。
雨の日は状況が更に厳しくなる。まだ自転車のレインカバーを買っていないため、レインコートを上の子に着させ、下の子はベビーカーに乗せて、片道15分の道を上の子の機嫌を取りながら、登園する。
保育園に着いたら、子どもたちの準備をさせ、家に帰宅。職場に出勤するか、もしくは自宅でテレワークするといった形である。

そして18時くらいまで働いて、自宅に戻り、19時から19時半まで洗濯物を畳んで、お風呂の掃除をしてお風呂を沸かす。20時くらいまでに妻が作ってくれる夕食を取り、20時半頃に子どもたちをお風呂に入れさせ、歯磨きをさせて、寝かしつけをする。

半々の確率でそのまま寝落ちしてしまうか、復活して24時くらいまでやっとこさ少し携帯をチェックできるといった具合である。

長くなってきたが、休みの日も見てみよう。
休みの日は保育園と仕事はないが、その時間をそっくりそのまま育児と家事の時間に充てられる形だ。平日は仕事で育児から離れるので少しリフレッシュできるが、休日は土日の2日間まるまる育児と家事につきっきりになるので、これはこれでしんどい。ずっと子どもからの要望に受けるところは受けて、わがままだと思うところは教育や指摘をしなければいけない。そこに自分の休憩の時間は皆無である。

3連休やゴールデンウィークなどの長期休みになると、更に厳しい。この応酬の期間が延長されるのである。段々と自分の心がすさんで、疲れてきてしまう。

こんなことを言ってはいるが、子どもたちといること自体は楽しいし、幸せを感じている。子どもと一緒にいれて、本当に幸せだと思っている。

しかし、それにしては、休憩や休みの時間がなさすぎると思うのだ。

先に書いたように、平日も休日もみっちりやることで埋まっている。子どもたちが寝た後に多少時間は取れるが、夜にできることといったら、少しお酒を飲んだり、映画を家で見るのが関の山である。休日一人でどこかへ遊びに行ったりもできないし、飲み会も行けない。

もし行こうとするときは、親の支援がない夫婦の場合は、夫であれば妻側、妻であれば夫側に、子どもを見ておいてもらわないといけない。その時間帯はもう一人の負担が増えてしまうので、申し訳ない気持ちになる。

こう見ていくと、共働きをしていて、親の支援がない夫婦は、仕事と育児で年柄年中働いており、休息時間が圧倒的に足りていない。ぼくはこれが絶対におかしいと思うのだ。もっと休まないといけない。休まないと絶対にそのストレスはどこかで噴出する。

ぼくの理想は、平日の朝と夜は毎日子どもたちと会う、つまり保育園に行っている時間以外は子どもたちと一緒にいたい。今から別に子どもといる時間を短くしたいとは思わない。

その代わりに仕事を5日間やるのから3日間にし、残りの2日間を休日に充てたい。この2日間は完全なオフで、子どもたちも保育園に預けている。
要は、土日に子どもたちと触れ合うのはそのままにし、仕事を3日にし、プラス休日を2日作るのだ。これがぼくの理想的な働き方である。

今の状態だと、2日休んで3日しか仕事をしないというライフスタイルにするのはほぼ無理である。なぜなら仕事は一人でするものをしているわけでなく、何十人もの人とチームを組み、回している仕事だからである。個々人が自由に休んでしまうと著しく生産性が落ちる部類の仕事をしているためである。

だが、このままだと共働きをしていて、親の支援がない夫婦は、本当に疲弊してしまうと思う。もちろん人によっては全然平気という方もいると思うが、少なくてもぼくは嫌である。子どもたちと触れ合う時間はそのまま、休日をあと2日取りたい。わがままだとか、そんなの無理だと言う人もいるかもしれないが、ぼくの本心はこれである。この目標の達成のためにどうすればいいのかを絶対にあきらめずに考えていきたいと思う。

今日は以上になります。

お読みいただき、ありがとうござました。

2022-03-22|
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