(103) 変に自分を責める必要はない

よく、あの時、ああすればよかったと、自分を責める時があると思う。

もっとよくできていればよかった。それができない自分はダメなやつだと責める時もあるだろう。

しかし結論から言えば、そんなことはする必要がない。その時の自分にとって、最大限かつ最高の判断をした結果、そうなのだ。

では、なぜそのように自分を責めてしまうのだろうか。

例えば夜早く寝なければいけないのに、夜更かしをしてしまう。そして朝眠くて起きれず、昨夜の自分を呪う。なぜもっと早く寝なかったのかと。

しかしそういったところで後の祭りである。昨晩の自分としては、夜通しYouTubeを見てボーとしたいというのが本心だったのかもしれないし、その時の自分が一番いいと思って下した判断なのだ。

自分を責めることによって、その痛みを発生させることで、次回の再発防止を図るというのが、人間の本能として携わっているから、自分を責めてしまう。

もちろん再発防止は大事だが、その時の自分にとっては最高判断だったのだから、他の判断に比べて一番よかったということだ。そして他の判断はその判断より良くはないと自分は思ったということだ。

後になってなぜ後悔してしまうかというと、その時の自分は前の自分では経験してないことを経験しているからだ。

つまり今日のぼくは昨夜夜更かしをしたぼくとは違い、寝不足によって被るダメージを知っている。(今、眠くて体がだるいという経験をしたため)

それが地層のように一枚重なったため、今のぼくはもう夜更かしはしないと考えることができるようになっている。

このように、今までの経験・知見によって、その時、その瞬間のベストな判断を下している。

後になって前の自分を後悔してしまうのは、前の自分と今の自分が違うからである。だから、極論言ってしまえば、別人ということだ。

別人であれば、客観視できる。こういう風に、自分を客観視することで、改善をしていくのだ。

だから、変に自分を責めなくて良い。その時の自分の最高判断だったのから、その判断は間違っていない。間違ったように思うのは、その時の自分と今の自分だと、経験値が違うからそう思うだけである。

以上

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