(38) 欲とはなにか

欲の定義

ぼくには今、たくさんの欲がある

  • 靴がほしい(ボロボロで雨がしみてくる)
  • スーツがほしい(これもボロボロ)
  • 写真会のイベントに参加したい(趣味が写真)

いろんな欲がぼくの中で渦巻いている。

そもそも欲とはなんだろうか。欲とは「谷」と「欠」を合わせた漢字である。谷というのは裂け目みたいなもので、地平線からボコッと窪んでいる感じである。それは平面という目線から見ると、その谷の部分だけ欠けているように見える。つまり、なにかが足りていないイメージがあるのだ。

谷のイメージ(かけている)

また、「足りる」の「足」というのは、まさに足を使って歩くイメージで、右足を出して次に左足を追従させることによって歩くことができる。この右足に左足が追従するというところが鍵であって、両足の隙間が埋まることによって、歩くことが成立することから、隙間を埋める→足という漢字になっている。

足のイメージ(隙間を埋める→足りる、充足している)

欲も足も、何かが欠乏したりなくなることがコアイメージにある。何かが足りていないと感じているのだ。

しかし一見平面に見える机も、拡大してみればギザギザと突起があり、本当に平面という物質はこの世に存在しない。直線も現実世界には存在せず、存在できるのは数学の世界、つまり頭の中だけである。

平面と見るか
しかし拡大して見たらギザギザと突起がある

要はそれが足りているか、足りていないかは自分次第なのだと思う。よくコップに注がれた水の話があるが、あれもまさにコップに半分しか水が入っていないと見るか、コップに半分も水が入っていると捉えるかで、全然受け取り方が変わってくる。

ぼくも、

  • 一応靴があるだけマシ。雨が降ったら長靴がある。
  • スーツもとりあえず着れて貧相には見えないものを持っている。
  • 写真会もまた今後参加すればいい。

と思えればいいのだが、ぼくの中の欲はそれくらいでは満足しない。やっぱりどれかが欲しくなる。

欲を叶える

でもそういう時は無理に欲望を抑えるのではなく、叶えてやればいいと思う。いきなり全部だと難しいと思うから少しずつ。少しでも願いが叶うと、その欲という怪物はなりを潜める。おそらくまた暴れてくるが、そうしたら少しずつ願いを叶えてやればいい。

子どもと旅先でNHKの番組を見ていたら、自分の怒りをどうしてもコントロールできない子どものアニメがやっていた。その子がどうしたかというと、イライラして友達に当たりそうになったら、何か物をぎゅっと握ったりなどしてイライラをどこかに逃すことで、アンガーマネジメントをしていったという話だったと思う。

これと欲の話は似ていると感じていて、変に押さえつけたり無くそうとしたりせず、その欲を少し叶えてやる、そうすることで、突発的な強い欲望が出るのを抑えることに成功することができる。

別に仏教を揶揄するつもりはないのだが、あの人たちはなんとなく欲望をなくすことに成功した人たちなのかなと思うが、ぼくは欲望を何度も抑えようとしたが、だめだった。欲望は叶わないとぼくの心に住み続ける。だからぼくの性格上、仏教徒のように欲望をなくすことができないなら、小出しで叶えてやった方が、精神衛生上良い。

旅に出ていてもずっと何も起こらないとつまらない。何かトラブルが起きてそれを解決したりするからおもしろかったり思い出に残ったりするのではないか。ずっと地平線だとつまらない。たまに谷があって進めなくなったりするからおもしろいのだ。欠けているからこそおもしろい。ぼくはこの「欲」とうまく付き合っていきたい。

以上

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コメント1件

  • […] 少し前に「欲とはなにか」という記事を書いた。 […]

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