(90) なぜぼくは写真を撮るのか

ぼくは写真を撮ることが好きなのだが、それはなぜなのかを棚卸ししたい。

好きな理由①:自己表現できるから

まずこれが大きな理由として挙げられる。

日々の生活の中で、自分の思い通りにいくという事は、ほぼ皆無である。

その中でのルールを踏襲し、あるべき姿に対し、求められていることに対し、なるべく高得点で回答してあげる必要がある。

それで相手から評価され、その場にいてもよい権利のようなものが与えられる。

それは逆にいうと、あるべき型のようなものが既に決まっており、それにいかに嵌め込むことができるかということになる。

そこにあまりオリジナリティというものは求められておらず、いかに型にはまるかが重要になってくる。

しかし写真は違う。もちろん暗すぎる写真や、明るすぎる写真を撮っても、何が写っているかわからず、相手には伝わらないだろう。

ただ、自分のためだけに撮り、それを誰にも見せないということであれば、何を撮っても自由である。自由だからこそ、自分が撮りたいものを撮り、それをどう切り取るか、どのくらいの明るさで撮るかも自由である。

自由の中に、自分らしさのようなものが出てきて、今までルールに縛られている人間からすると、解放された感じがして、とても気持ちが良いものである。ぼくはこの解放感が好きで写真を撮っているような気がする。

好きな理由②:旅ができる

かといってぼくは同じ場所で同じ被写体をずっと定点観測するのは得意ではなく、どちらかというと、いろんなところに出かけて、見たことがないものたちを写真に収めたいと思う。

これはぼくが旅好きであることが由来であると思う。大学の学部が観光学部というところからも、旅好きであることが伺える。なぜ旅が好きかというと、色々な新しいものに出会えて刺激があるという点だと思う。

日々生活をしていると、どうしても日常が単調になってしまう。そこに少々のスパイスを混じらせてあげると、生活にリズムができ、さらに人生が良いものに仕上がると思う。

そういった刺激物という意味で旅は有効で、その小規模バージョンの散歩もぼくが好きなものの1つである。散歩は運動にもなるという点も良いし、行き詰まった時に行うと、これもリズムを起こす1つのきっかけとなる。

これら2つがぼくが写真の好きな大きな理由たちだと思う。

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  • […] 以前、「なぜぼくは写真を撮るのか」という記事を書いた。 […]

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