(111) 幸せとはなにか

幸せとはなんなのだろうか。

好きなことをして、人生を謳歌することか。

お金持ちになることか。

女の子にモテモテになることか。

人それぞれ、何を持って幸せと感じるかは、微妙に変わってくると思う。

なんとなくぼくのイメージだと、幸せとは、自分の好きなことをして、人生を謳歌することが幸せなことだと感じてしまう。

それができてない今は不幸だと感じてしまう。

しかしよくよく理解しておかなければいけないことは、現在、健康で、腹が減ることもなく、家族が自分含め無事であることが何よりも幸せなことなのではないか。

人間は欲張りな生き物である。そして人間は生き物、生物である。

生物の一番の目的はその名の通り「生きること」である。生きてないものは生き物ではない。

それでは今、生きられていることが何よりも、生物としては「成功」している証なのではないか。

しかし人間は欲張りであるので、今生きていることだけに満足できず、未来永劫行き続けたいと考える。そのために自分の種を存続させるため、子孫を残すことに躍起になる。

もちろん時間は無限に続くため、終わりがない。だからいろいろとやきもきして、生きることに疲れてしまうのだ。

残念ながら人間一人の力には限界がある。どれだけ頑張っても、いきなり隕石が地球にぶつかることを、止めることはできない。だからあまりにも未来のために今を犠牲にしては、自分一人の幸せは逃げていってしまうと思うのだ。

大事なことは今生きれていることに感謝すること。これがもうすでに生物としては最上級の成功を獲得していることに気付かなければならない。

そして次に身近な人たちの役に立つこと。家族であったり身近にいる人を大事にすること、守ること、これがその次にすることだと思う。

子どもが病気になったら看病する、子どもの未来のために一緒に考える、家庭を守る、そして近所に住んでいたり仕事を一緒にしている人たちのために何か役に立つ。これくらいは社会で生きる上で必要な行為になってくると思う。

そしてそれができている状態で、最後に大事なことが、自分の目標を決めるということである。さすがに生きれていて、社会の役に立っていても、自分の好きなことができていない人生は不幸せであろう。だから、自分は何をしたいのか、これができれば死ぬ時悔いが残らず死ねるかを、ノートや電子機器に書いておくことをお勧めする。

この書くという行為が非常に重要なのである。目標をただなんとなく頭に思い浮かべていても、それは消えてしまったり変化してしまう。変化してしまうと、どれくらい自分の努力が達成できたのかという差分が掴めないので、なんとなく達成感を感じにくくなってしまうのだ。

だから必ず目標は書く。それはなんでもいいが、できればこれができたら自分を褒めることができるという、自己肯定感を高める方がいい。

そして何よりも大事なことは、再三書くが、書いて留めておくということ。これができて、毎日、毎週、毎年の感覚で振り返っていけば、自分の人生に軌跡ができて、幸せの実感を掴めることができると思う。

以上

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