黒締めとはなにか
今回は写真のライティングの話で、「黒締め」という手法について、話をしていきたいと思います。
私はプロではなく、アマチュアの写真好きで、好きで写真撮影、主に物撮りをしています。
物撮りというのは小物や静物のことを指します。つまり人物や風景ではないということですね。
以下のような写真を撮っています。



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そして、そういう物撮り写真を撮っていくと、ある時ある単語に出会いました。
それは「黒締め」というものです。
グラスやボトルなど、光が透過するものについて、縁(ふち)が背景と同化して区別がつかなくなるところを、黒く形どって、立体的に見せる技術のことです。
これを私はなんとか習得しようと頑張ったのですが、結局毎日試行錯誤して、1週間後になんとかできるようになりました。
なぜすぐにできなかったのか、なぜできるようになったかなど、自分のログという意味で書き残しておきたいと思います。
なおこちらに書かれている内容は、プロではないアマチュアの自分が書いたものですので、知識や内容に事実と異なることが書いてあるかもしれません。参考程度にご覧いただければと思います。
セッティング
まず照明器具やカメラのセッティングについて話をしていきます。なお被写体は少し湾曲したグラスとしました。
照明
逆光とする
まず照明からですが、被写体に対し、逆光でセッティングします。
なぜ逆光かというと、一番綺麗に映るからです。順光、サイド光と見比べてみてください。

図で解説すると、以下のようになります。

順光はカメラの方から光が満遍なくあたり、フラットな印象があります。しかし照明の前にカメラがあると写り込みが発生してしまいますので、気を付ける必要があります。
サイド光は入射した光とは逆の方が暗くなります。グラデーションができるため、個性的といえば個性的ですが、少し扱うにはケースを選ぶ気がします。
一番使いやすいのが逆光だと思います。写り込みも発生しないですし、光が透過することで、とても綺麗な印象を与えてくれます。
点光源ではなく、面光源とする
点光源とすると、全体的に光が回らずに、影が強く出てしまいます。

そのため、面光源を作る必要があります。点光源の前に乳白色のボードなどを置き、光を拡散させます。
ボードとはこのようなものです。
黒い紙などを横から近づける
セッティングが完了したら、いよいよ黒締めです。
簡単な話で横から黒い紙を近づけていくだけです。

まず黒締めをしていないグラスです。

次に、左から黒いボードを寄せて、黒締めしたものです。

わかりますでしょうか?
左側のエッジの部分を拡大して並べてみます。

左も右も、両方とも黒締めしてみます。

このような形となりました。
黒締めしていないものと、しているもので全体通して見てみます。

このように見ると、黒締めをしている方が、より立体的に見えることが言えるのではないでしょうか。
なぜ最初は上手くいかなかったのか
話だけ聞くと、「なぁんだ、黒い紙を近づければいいのね」と思うかもしれません。
しかし私は素人。まず逆光で撮るべきか、順光で撮るべきか、まさにこの冒頭で書いた照明のセッティング方法の正解がわからなかったのです。
そしてその次に、しばらくの間、点光源でチャレンジしていたことも挙げられます。
点光源の場合、黒い部分が多く出てしまうという点もあるのですが、点から一直線に来る光のため、黒い紙を横に置いてもうまくその黒が反射しませんでした。図で書くと下のような形です。

そこで点光源ではなく、面光源としました。面とすることで、光が拡散され、横にも光が散らばります。
そのため、その横に散らばった光が、黒い部分を反射してくれ、黒締めが上手く出るようになりました。

この2つを解消することで、黒締めを簡単に行うことができるようになりました。
まとめ:気長にトライする
私は当初、「黒締めなんて、簡単じゃないか」とタカを括っていました。
しかし蓋を開けてみるとどうでしょう。1回では全然上手くできず、何回も繰り返し試行錯誤することで、やっとできるようになりました。
ここでは、センスがいいとか悪いとか、下手とか上手いとかではなく、その試行錯誤の軌跡に価値があると思うのです。
なぜ上手くできないかを「自分がセンスがないから」と言ってしまうのは簡単です。
しかし写真や光は物理現象ですから、センスで片付く話ではなく、何か原因があるはずです。
安易にセンスのせいにはせず、気長にトライし続ける。そんな心構えをする必要性を感じました。
今回は以上になります。ありがとうございました。











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