文化とは歴史である

今回は、文化とはなにかということについて、考えていきたいと思います。よろしくお願いします。

文化とは一体なんなのでしょうか。例えば「アニメ文化」という言葉がありますが、これはどういう意味なのでしょうか。

〇〇文化とは

オタク文化でも良いです。これはおそらくアニメでも、オタクでも、それらがどのように発展してきたかを指しているのではないでしょうか。

マンガ文化だったらどうでしょう。手塚治虫から赤塚不二夫、藤子・F・不二雄、今だったら尾田栄一郎と、偉大な漫画家が現れ、そして作品を残していきました。

その変遷の歴史を文化と呼ぶのではないでしょうか。

著作権法の目的

ここで著作権法の冒頭に目を向けてみます。第1条です。

この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作物の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

最後のところが重要ですね。著作権法の目的は、文化の発展に寄与することだというのです。

そしてこの文章の冒頭へと戻ります。文化とはなんなのでしたっけ。文化とは変遷の歴史を指すと書きました。

〇〇文化と書くと、その〇〇に引っ張られてしまいますが、「文化」だけだとどういう意味になるのでしょう。

これは一般的に「人間の」文化と意味されることが多いのではないかと思います。つまり、人間がどのように人間たらしめる要素を構築してきたかということとなります。

ここで気をつけなければいけないことが、「歴史」と「文化」の使い方の違いです。

人間の歴史というとアウストラロピテクスからホモサピエンス、日本で言えば、縄文、弥生、そして時代は飛んで江戸、明治、そして令和へとつながるものが歴史だと思います。

文化とは変遷の歴史を指すと言いましたが、人間の文化というと、歴史とちょっと意味が異なると思います。歴史というよりは、”生きる”こと以外にどのようなプラスアルファの行為をしてきたか、という意味合いが強いと思いませんか。

ラスコーの洞窟の絵だったり、繊細な作りの土器だったり、”文化”が発展すればするほど、きめ細やかな部分が充実してきます。

文化の字源

ここでさらに文化への理解を深めるため、文化の字源からアプローチしてみます。

まず「文」という字は、襟元の模様を表している図形となっています。

襟元は色々と細工や模様を施す場所であるとされています。そこから「細かいものが入り交じっている」という意味となりました。(漢字源 改訂第六版 Gakken 797ページ)

そして「化」という字は、正常に立っている人と、ひっくり返っている人を表した図形で、状態が変わることを意味しています。(漢字源 改訂第六版 Gakken 225ページ)

ここから文化とは「細かい変遷を辿りながら変わっていく様子」だと、私は理解しました。

そして歴史と違い、生き物としてのオーソドックスな道(王道)ではなく、もう生きれることを十分達成した人類が、その余白を使って構築したものが文化なのではないでしょうか。

おそらく、短歌も別に5・7・5・7・7であえて文章を作る必要はなかったはずです。言葉というものを発明したのなら、必要最低限の文言で伝えた方が効率的です。

アニメだって、アニメが大好きな人には申し訳ないですが、生きる上で必ず必要かと聞かれたら、そうではないでしょう。

マンガも生きる上では必須ではありません。

ただ、人間は生きるだけでは生きれない、そういう生き物なのだと思います。余白ができたらそこを埋めたくなる。その余白の埋めてきた積み重ねが文化なのだと思います。

文化は必須でないことの積み重ね

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

人は生きることに対し十分な状態になると、余計なことをし出します。それをやらなくても良いのですが、しかしやるとさらに活力が湧いたり、メンバーとの仲が良くなったり、生きることが楽しくなったりします。

そういった無味乾燥な人生ではなく、彩りを添えるもの、それが文化なのだと思います。

今回は以上となります。なにか文化などのことについて、感想あれば、コメントをお寄せください。

ありがとうございました。

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